令和五年度埼玉県立和光南特別支援学校 高等部第四十三回卒業式 校長式辞
桜のつぼみがふくらみはじめ、吹く風が春の訪れを感じさせる佳き日に、令和五年度埼玉県立和光南特別支援学校、高等部第四十三回卒業式を、ご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り挙行できますことを、大変うれしく存じます。
さて、卒業証書をたった今手にした高等部二十七名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今日までの学校生活の中には、楽しかったことや頑張ったこと、時には辛かったことや悔しかったことがあったと思います。そうした思い出の一つ一つが、皆さん一人一人の心に浮かんでいるところと思います。
振り返れば、皆さんが高等部に入学してからの三年近くは、新型コロナウイルス感染症との戦いでした。学習活動に様々な制限が課せられましたが、運動会や修学旅行、たけのこ祭など、大切な思い出となる学校行事を、皆さんと一緒に経験できたことは、私にとって大きな喜びとなっています。
運動会では、みんな力いっぱいに駆け抜け、心を燃やして仲間とともに勝利をつかみました。修学旅行で行ったUSJではみんなおおはしゃぎで楽しい時間を過ごしたことがよい思い出となっています。たけのこ祭では、日々の練習の成果を本番のステージで存分に発揮し、みんなで力を合わせて一つのことを成し遂げました。
明日からは皆、長年過ごしたこの学び舎を巣立ち、それぞれの進む道に向かってはばたきます。 皆さんは今、四月からの生活に大きな期待で胸を膨らませているところと思います。とはいえ、これから始まる新しい生活には、楽しいことや嬉しいことばかりではなく、悩む日も少なからずあろうかと思います。何があっても、どんなことがあっても、これまで和光南で学んできたことや経験したことを活かして乗り越えてください。仲間や先生方と過ごした日々を思い出せば、必ず元気がでるはずです。そしていつまでも心ゆたかにたくましく生きてください。私はずっと、そう願い続けます。
保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。今日までのお子様との生活の中には、私どもには到底計り知ることのできないご苦労があったことと拝察いたします。長きにわたってお子様を送り出してくださり、本当にありがとうございました。保護者の皆様の後押しによって、今、お子様は心も体もこんなに大きく成長しました。
学校として至らない点も多々あったことと存じますが、今日まで本校の教育活動にご理解とご支援を賜り、心から感謝申し上げます。私たち教職員も微力ながら、これまで精一杯、お子様の成長を見つめ、寄り添い、支えるお手伝いができたこと、大変光栄に存じております。 職員一同、この経験を糧に、今後とも本校の教育活動に邁進してまいります。
むすびに、本日はご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓並びに保護者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、卒業生全員の限りない成長と健康をお祈りし、式辞とさせていただきます。
令和六年三月十五日
埼玉県立和光南特別支援学校長 矼 秀年