校長室から

「これからの和光南を考えて」(学校だより11月号)

 学校だよりの原稿の依頼がある度に、今度こそ新型コロナウイルス関連については書かずにいられる状態であってほしいものだと思いつつも、今回もやはりこの話題には触れてしまいます。

 というのも、報道ではすでに「第8波」に対する懸念が話題に上り、さらにはインフルエンザの流行も加わったダブルパンチの襲来が予測されています。昨日(11月8日(火))の東京都では、8665人の感染確認があり、都の医師会が「第8波に入りかけている」と指摘し、早期のワクチン接種を呼びかけました。東京都に隣接する和光市に所在する本校としては、年末に向けて危機感を持って感染拡大防止対策を徹底していかなければならない。そう感じるところです。後期となって今のところ、修学旅行も宿泊研修も予定通りに実施できました。今月の目前には、「たけのこ祭」や頒布会を控えています。児童生徒は当日を楽しみに練習や製作活動に励んでいます。なんとか楽しい思い出を残してあげたいという気持ちで本校教職員も頑張っております。是非、ご家庭におかれましても、感染拡大防止へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 さて、ここからは忍耐のお話はいったんやめて、希望のある未来のことに話題を変えましょう。これからの和光南についてご案内いたします。

 本校は来年度(令和5年度)当初から、コミュニティ・スクールになって、新たなスタートをきる予定です。現在県内の公立高校・特別支援学校183校中、この制度を導入した学校はまだ15校しかありません。来年度からの導入は、学校運営のアバンギャルド*1と言え、一歩先を行った学校ということになります。このコミュニティ・スクールというのは、学校運営協議会を置く学校のことで、保護者、地域住民、校長、学識経験者、関係行政機関職員などが構成員となり、校長が作成する学校運営の基本方針を承認した上で、「学校運営に必要な支援」や「学校と保護者・地域住民等の協働による教育活動の企画・実施」が協議されます。現在本校には、学校評議員会が設置されていますが、これは主に学校運営の評価や意見など、お知恵をいただく機能の仕組みです。では、これからどう変わるのでしょうか。これからはお知恵だけではなく、人的にも物的にも応援をしていただける仕組みに変わるということです。具体的には、地域社会の様々な分野の方から、情報提供だけでなく、学校とコラボレーションした取組をとおして、お互いにウィンウィンの関係になり、相互に地域社会に貢献できる関係を築けたらと構想しております。

 とりわけ校長として、現在第一に目指している重点項目は、本校卒業後の児童生徒一人一人の生活の充実です。そのためには、授業をとおしたキャリア発達のための指導だけでなく、地域とより深く連携した進路指導を充実・展開させることで、児童生徒の将来の選択肢をさらに拡大し、ニーズに合致した進路希望を実現していく。こうした取組が必要なのです。地域社会の各分野のスペシャリストから、「就労支援」などをはじめ様々な応援や支援、お力添えやお手伝いを頂戴し、卒業生一人一人が充実した人生を歩めるように取り組んでいきたい。と考えています。

 そこで、これに合わせ、「目指す学校像」についても刷新していこうと考えております。その際は、保護者の皆様からもご意見を頂戴し、一緒にこれからの和光南の創造に参画していただきたいと存じます。これにつきましては、時期がきましたらまたご案内いたします。

 これから襲来するかもしれない「第8波」に心を暗くしてばかりいないで、こんな時だからこそ、今後の和光南のよりよい姿をかたちづくるための構想と準備をして、気持ちを上げていきたいと熱く思っています。今後ともよろしくお願いします。

 最後に蛇足ですが、最近「アバンギャルディ」*2というダンスチームにハマっています。


 *1)アバンギャルド:芸術の世界で先端的な活動をする人。前衛。

 *2)「アバンギャルディ」: akaneによる初プロデュースのダンスチーム。https://akanekikaku.com/news/96/