和光南のセンター的機能のご紹介
東洋大学で特別支援学校や進路指導について講義をしました!(オンライン)
特別支援学校のセンター的機能の一環(啓発事業)で、12月に東洋大学の学生さんへ、本校の進路指導主事が講義を行いました。
講義は、特別支援学校、本校の学習活動、系統的な進路指導、卒業後の進路についてと90分盛りだくさんの内容でした。
学生さんからたくさんの感想が寄せられました。一例を紹介します。
・特別支援学校について初めて知った。
・特例子会社、福祉就労など、初めて知った。
・企業の求める人物像は、障害のある人だけでなく、自分たちにも必要なことだと思った。
・特別支援学校は、子供たちのやる気を引き出し、就職までつなげるやりがいのある仕事だと感じた。
・卒業後は、企業就労、就労移行支援、就労継続支援A型、B型、生活介護など多くの進路先があり、目的や賃金、生活スタイルが違うので、本人の意見を尊重して進めていくことが大切だと思った。
他にもたくさんの感想がありましたが、学生さんにとって発見や気づきのある充実した学びとなった様子がうかがえました。
講義を担当した進路指導主事は、とても手ごたえを感じたようです。
進路指導主事より
「感想を読んでいると、学生さんなりにたくさんの発見があったようでうれしく感じます。
これから教員になる、社会人になる人たちに、共生社会の形成に向けたお話(一部分ですが…)できたことを光栄に思っていますし、今後もこうした取組が大切だと感じています。機会があれば、ぜひさまざまな場所、人にお話できたらいいですね。学校からの発信で、障害のある人もない人も共に生きていく社会を作っていく一助になれば、いいと思っています。」
共生社会の輪が、どんどん広がっていくことをとてもうれしく感じますね。
先生、お疲れさまでした!
③地域との連携1・和光市特別支援学級担当者の方との研修会
今回は、地域との連携についてご紹介します。
本校では、和光市教育委員会からの依頼を受け、和光市立小中学校の特別支援学級担当者と本校の地域校内支援部の教員で、毎年研修を行っています。コロナ禍のため、3年ぶりの開催となりましたが、社会情勢を踏まえて、オンラインで行いました。
内容としては、まず、和光南特別支援学校のセンター的機能について説明しました。
自己紹介や情報共有を行った後、本校からは、自立活動の教材の紹介を行いました。
下の写真は、本校の教員がオンラインで教材紹介している様子です。
実演を交えながら、自作教材について熱く語りました。
オンラインではありましたが、教材の情報共有だけでなく、きっと熱意も伝わったかと思います!
教材の使い方などについて質問が出されるなど、オンラインながらも双方向の充実したやりとりをし、本年の研修も充実した連携となりました。
②本校のセンター的機能の概要
今回は、本校のセンター的機能の概要をご説明します。
本校のセンター的機能の対象地域は、和光市、朝霞市、戸田市(幼・保・小・中学校)、新座市(一部)です。
この地域の園、学校、市教育委員会などから様々なご連絡をいただき、連携しています。
次は、実際に何をどのくらい行っているかについてです。
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相談事業とは、学校等から相談を受け、特別支援教育コーディネーター等が相談者と一緒に課題解決に向けて連携することです。
研修事業では、学校等から依頼を受け、教職員向けに研修を開催したり、一緒に研修を開催したりします。
啓発事業とは、出前授業(本校の教員が障害理解教育の授業を退校で行う)、学校訪問等です。
その他の内容には、就学支援委員会の出席、就学相談、通級指導教室の支援事業等があります(詳しくは、今後ご紹介します)。
これらの活動を通して、地域の特別戦教育の充実に貢献しています。
次回は、本校の取組を紹介をします。
①特別支援学校のセンター的機能
今回は、特別支援学校のセンター的機能と、本校の年度当初の活動についてご紹介します。
特別支援学校には、学校として教育を行うことに加えて、幼稚園、小学校、中学校、高等学校等に特別支援教育について助言や援助をする役割があります(学校教育法第74条)。
ここで言われている「助言」や「援助」の具体的な内容は、以下のようになります。
簡単に言えば、「手助けします」ということですが、この役割を果たすためには、地域とつながること、顔を合わせて話すこと、相談しやすい関係を築いておくことが大切です。
そこで、本校では、年度当初に校長、特別支援教育コーディネーター、進路指導主事で、本校の学区である4市(和光市、朝霞市、新座市、戸田市)の各市役所にご挨拶に伺っています。
今年度は、桜の咲いている頃にご挨拶に行きました。
各市役所で、学校教育課、子ども未来課(保育課)や障害福祉課の方々、市によっては、教育長と直接お会いし、ご挨拶しました。
その時に、各市のニーズを伺ったり、昨年の様子を共有したり、今後の連携の確認をしたりしました。
年度当初のご挨拶が終わると、いよいよ一年が始まる、といったところでしょうか。
次回は、本校のセンター的機能の概要についてご紹介します!(お楽しみに!)